マーケティングの基礎

【知らなきゃやばい!?】マーケティングの基礎”ペルソナ”について

はじめに

マーケティングってどうやったらいいの?何を考えたらいいの?

とマーケティング初心者の方は思うでしょう。

私もそうでした。

届けたい相手に何を伝えるかが大切なことは想像できますが、

実際どのように組み立てて考えていけばいいのでしょうか?

本日は、マーケティングの基礎が分かる

ペルソナについてお話しします。

マーケティング

マーケティングにおいて一番重要なことはなんでしょうか?

それは、

「誰に」「どんな未来に繋がるストーリー」を届けるか。

これがもっとも重要になってきます。

人は商品を買う時商品を買うのではありません。未来を良くするために商品を買うのです。

未来をよくするために商品を買うとは?イメージがつきやすいように例を挙げてみましょう。

人はなぜジムに行くのでしょうか?

ただジムに行く事のために入会して月額費を払っているのではありません。ジムに行くことによって、ムキムキになったり、痩せてスタイル良くなったり、健康的になるという未来のためにお金を払っているのです。

スキンケア商品をなぜ買うのでしょう?

私もスキンケア用品を買うときを考えてみたのですが、スキンケアそのものが欲しくて買うのではなく、それを使用していくうちにお肌が白くなったりニキビができなくなる、綺麗なお肌になる未来のために買っていることに気づきました。

そのため、マーケターはこういう人たちのこういう悩みを解決するために商品を提供する。

こういう人たちが現状から良くなる未来を手に入れるストーリーを考えなくてはなりません。

では、ストーリーを組み立てるにはまず何が必要でしょうか?

それは登場人物です。

次の項ではその登場人物であるペルソナについて紹介していきます。

ペルソナ

マーケティングで重要になってくることは

ペルソナを決めることです。

「ペルソナ(persona)」とは、サービス・商品の典型的なユーザー像のことで、マーケティングにおいて活用される概念のことです。

ターゲット層との違い

ターゲット層は

20代の会社員男性

というように大きな層を表したものです。

それに対してペルソナは

28歳メーカー営業男性。職趣味は釣り。

等、具体的な人物像を表したものです。

ペルソナを設定するメリット

ペルソナを設定する主なメリットは「ニーズの把握」と「認識の共有」、そして「方向性の決定」の3つです。

「ニーズの把握」

人には、一人ひとりそれぞれの悩みがあります。ペルソナを考えるとその人でも気づかない潜在的な悩み・ニーズを知ることができます。

「認識の共有」

複数人で仕事をする際、明確なペルソナを定義することで認識の不一致から生じる問題を回避し、仕事を円滑に進めることができます。

「方向性の決定」

ペルソナを設定することで、何をどのように提供し、その人に伝えていくべきかを導き出すことに役立ちます。そのため、マーケティングやプロモーションの方向性が定まり、素早い意思決定と的確な戦略を練ることができます。

ペルソナの設定方法

下記はペルソナの設定方法の1例です。

1、自分が本当に役に立ちたい人はどんな人か?(ペルソナ)

2、自分が本当に役に立ちたいと思う人の特徴をまとめてください
・名前(仮)
・年齢(何歳?)
・性別
・住居エリア
・職業
・性格
・生い立ち
・家族構成
・将来の目標
・口癖

3、このペルソナの悩みを100個書き出してください。

ペルソナを考える際に悩みがでてこない場合は、

・家族、友人、恋人、お金等ジャンル分けて考える

・もし自分がこの人の人生を歩んだん場合を想像する

ということを実践してみてください。

ペルソナマーケティングの成功事例

Soup Stock Tokyo

ペルソナマーケティングの事例として特に有名なのが「食べるスープ」がコンセプトの外食チェーン「Soup Stock Tokyo」です。

当時、「1998年、スープのある1日」という物語形式の企画書を作成して社内で起案した際、「秋野つゆ」という架空の女性のペルソナを設定し、意思決定の基準にしています。

秋野つゆさんという女性のペルソナを立て、彼女が満足するスープを開発せよというマーケティングです。
気になる秋野つゆさんの設定を見てみましょう。

基本情報
・秋野つゆ(37歳) 女性
・都内在住
・独身か共働きで経済的に余裕がある
・都心で働くバリバリのキャリアウーマン

特徴
・社交的な性格
・自分の時間を大切にする
・シンプルでセンスの良いものを追求する
・個性的でこだわりがある。
・装飾より機能を好む
・フォアグラよりレバ焼きを頼む
・プールに行ったらいきなりクロールから始める。

設立前にペルソナが明確になっていたことで、商品開発や店舗デザイン、出店地域の意思決定がスムーズにおこなえたそうです。

さいごに

本日はマーケティングの基礎についてご紹介しました。

ペルソナを設定することは考えることが多く初めてだと大変だと思います。

自分の届けたい人に届けたいストーリーを伝えられるように

何度も繰り返し設定する練習してストーリーを考える練習をしてみてください♬