はじめに
良い商品・サービスなのになぜか売れない。
競合に負けてしまっている、、、そんな悩みを抱えている方いらっしゃいませんか?
何が問題なのでしょう?
理由の1つとして、他社の商品。サービスと差別化ができていないからです。
本日はそんな差別化をするうえで重要になってくる「USP」をご紹介します。
「USP」とは?というところから、作成方法~事例までご紹介しているので、
ぜひ最後までご覧ください~!
USPって何?
USPとは
USP(Unique Selling Proposition)の略
自社の商品やサービスの持つ、独自の強みのことです。
アメリカのコピーライター、ロッサー・リーブスにより提唱されました。
USPの例
・今までなかったもの足す
・余計なもの減らしてコスト下げる
・同種の他製品よりも低カロリー
・値段が他社の同品質のものより安い
・品質が他社の同じ値段のものより良い
・満足できなかった場合の返金が保証できる
・他社よりサービスが迅速
USPの3つの基準
ロッサー・リーブスは、USPに3つの基準を定めました。
USPをUSPたらしめるものはなにか、1つずつ見ていきましょう。
1.顧客への提案であること
USPは単なる「自社(自分)ならではの強み」ではありません。
「顧客に対して、自社(自分)だからこそ提供できる価値」がUSPです。
2.提案に独自性があること
顧客への提案をするときには、独自性が重要です。
USPは、他の競合には真似できないものでなければなりません。
自社(自分)にしかできないこととは、一体何なのかをハッキリさせて独自性のある提案をしましょう。
3.提案が強力であること
USPの提案において、もう1つ大切なことがあります。それは、提案が強力であることです。
強力な提案とは、顧客の心を強く揺さぶる提案です。
同じことを伝えるとしても、顧客がより魅力的に感じるように伝えましょう。
例えば「痩せたい」と考える顧客に提案するなら、「どのくらいの期間で体重が何kg落ちるのか」「どのくらい手軽にできるのか」などを、具体的な数値やエピソード付きで伝えます。
数値やエピソードがあった方が、記憶に強烈に残るからです。
USPを作る3ステップ
次にUSPを作るステップについてみていきましょう。
1.対象となる顧客の層を特定する
消費者のニーズや要望は多種多様なため、万人受けするUSPを考えるのは困難です。
まずは届けたい層を特定しましょう。
2.顧客が抱えている問題やニーズは何かを特定する
ステップ1で設定した顧客がどんな問題やニーズを抱えているかを考えます。この点を、市場調査、他社の商品やサービスの調査やSNSの口コミなども参考にして、特定します。
3.自社の商品・サービスの強みや・特徴、他社と違う点を考える
ステップ2で特定した顧客のニーズを満たすために、顧客にコミットできるものを考えます。
つまり、他社の製品ではなく自社(自分)の製品を買う理由を考え、なければ新たに作ります。
またUSPで利用するキャッチコピーとして、自社(自分)の製品を買って満足した顧客が、どんな言葉を使って友人に勧めたいかを考えます。
USPの事例
ご紹介してきたUSPをキャッチコピーとして採用し、成功した企業の事例をご紹介します。
ドミノピザ
ドミノピザはデリバリーで「できたてほやほやのピザを30分で配達!30分以上かかったらピザは無料」をうたっています。美味しくてもピザの配達が遅く、冷めていては嫌という顧客の不満に目をつけ、美味しさを保ったまま迅速に商品を届けるというアピールをしています。
稲葉製作所
稲葉製作所は、「100人乗っても大丈夫」で知られる、イナバ物置の会社です。自社の強みである耐久性を、実際に100人が物置に乗るというユニークなCMでアピールしています。
ダイソン
「吸引力が変わらないただ一つの掃除機」で知られるダイソン。吸引力は、掃除機にとって最も重要であり、基本的な機能です。基本的なことも、とことん突き詰めれば、他社の真似できないUSPとなります。
さいごに
USPについて理解できたでしょうか?
ぜひ、他にはない自社(自分)だけの強みを見つけ
競合他社に差をつけて、顧客に選ばれましょう!