マーケティングの基礎

単発客からリピート客に!?継続購入・利用してもらう方法【コンコルド効果とは】

単発客はいるのに、リピート客がいない、、、

そんな悩みを持った方いるのではないでしょうか?

商品やサービスをリピートしてもらうのは難しいですよね、、

では、どうすればいいのでしょうか?

そこで今回は、コンコルド効果という心理を紹介します。

このコンコルド効果を知ると、

消費者に商品やサービスを定期購入・利用してもらうためにどのようなことをすればよいのかが分かります。

コンコルド効果とは

コンコルド効果とは

「何かをしている際に自分の望む結果が得られないとわかっていても、

自分かかけたお金・時間・労力をお惜しみ諦めることができず継続してしまう」

心理のことです。

簡単に言うと「もったいない!」とかんじてしまう心理です。

超音速旅客機コンコルドの商業的失敗に由来しています。

またの名を「サンクコスト効果」とも言います。

日常に潜むコンコルド効果

では、具体的にどのような時コンコルド効果がはたらくのでしょうか。

身近に潜む例を3つ見ていきましょう。

ギャンブル

まずは、一番イメージしやすいのがギャンブルではないでしょうか。

パチンコ・競馬・デイトレード等、たまに利益が出てしまうが故に

金額を投入してしまい、勝てる確率が低いとわかっていても

損した金額を取り返すまでやめられなくなってしまいます。

スマホ課金ゲーム

こちらもスマホが普及して無料でゲームが楽しめるようになりました。

他のプレイヤーより強くなるために、レアキャラやレアアイテムを出すためにガチャを引くために課金する人も多くいます。

しかし、いくら新しいキャラやアイテムを手に入れて強くなっても、どんどん新しいキャラやアイテム、イベントやダンジョンがリリースされていきます。

ゲームで一時の達成感しか得られないとわかっていても、キリがないとわかっていても

今までかけてきたお金やプレイ時間が惜しくなりやめられないのです。

恋愛

恋愛も気づきずらいですが、コンコルド効果があります。

片想いをしている場合、相手が見向きもしないとわかっていても

アプローチにかけた時間やお金を惜しみ諦められないのです。

お付き合いをしていて、相手とこの先将来を考えられないと思っていても

今までの相手との思い出・相手にかけた時間・お金をもったいない

と思いずるずると付き合いを続けてしまうということがあるます。

 

恋愛に関しては私もお付き合いしていた方となかなかお別れできないことがあり、

いま思い出してみるとこのコンコルド効果が影響していたなと感じます。

マーケティングにおけるコンコルド効果

Consumer friendly marketing concept. Closeup of businessman hand holding loyalty card on blue background. Collage

 

一見悪い心理に見えるコンコルド効果ですが、マーケティングに活かすことができます。

実際事業に活かされている例を4つ見ていきましょう。

ご自身の商品やサービスに活かせるものがないか見つけてみてください♪

ポイントカード

ポイントカードでポイントをためたことがある方は多くいらっしゃると思います。

有効期限や何回利用で1回無料、何ポイント以上で何円として利用可能という制限を設けるているカードが多いと思います。

有効期限が来たらせっかくためたポイントがなくなることが惜しくなり、そこまで商品やサービスを購入したいと思っていなくても購買行動を起こさせることができるのです。

月額使用料や年会費

こちらも先に支払ってしまっているので、やめたいと思っても月の始め辺りだった場合

月末まで利用しないければもったいないと思い続けてします。

月末に解約することを忘れてしまった場合この繰り返しになってしまいます。

定期購読で付録が完成する雑誌

定期購読するとプラモデルが完成する雑誌等、こちらはよくCMで見かけますね。

途中でやめたいと思っても、作りかけのプラモデルに時間とコストをかけてしまっているので引くに引けなくなってしまいます。

購入や利用によるランク分け

こちらは会員を購入金額等によってランクに分ける手法です。ランクごとにステータスやサービスを提供しますが、そのランクの継続には一定期間に一定金額以上の購入や利用を条件に設けていることが多いです。

私は楽天市場のヘビーユーザーなのですが、毎月の購入回数や利用金額に応じて決まるランクで最上位ランクのダイヤモンド会員です。

ダイヤモンド会員のポイントバック率や特別クーポンが発行されるサービスを受けることができます。

そのためAmazonや店舗で購入できる商品であっても、ダイヤモンド会員という今までコストをかけて手に入れてきたランクを継続したいためにわざわざ楽天市場で何でもかんでも購入してしまっています。

まとめ

ご自身の商品やサービスに活かせる手法はありましたか?

今回はマーケティングに生かせるコンコルド効果、日常に潜むコンコルド効果を紹介しました。

ポイントは

消費者にいかに「もったいない・惜しい!」と感じさせるかどうかです。

ぜひ、このコンコルド効果を活かしてあなたの商品やサービスを継続購入・利用してもらえるリピート客を手に入れましょう!